日焼け肌の脱毛は要注意!?夏場の脱毛で注意したいこと

二の腕や胸元、うなじ、脚など、夏になると肌を見せる機会が増えますよね。
そんな時、気になるのがムダ毛の存在ではないでしょうか。
つるつるの肌を手に入れるためには、定期的なケアが求められます。しかし、自己処理を行うと、うっかり肌を傷めてしまったり、剃り残しが生じて思わぬ恥をかいてしまったりすることも珍しくありません。
このような悩みを解決するために、脱毛を始める人が増えているようです。
ですが、ちょっと待って!夏の脱毛は他の季節とは異なり、注意すべきポイントがいくつもあります。
今回は、夏に脱毛を行う前に知っておくべきことについてお話しします。
夏場の脱毛は日焼けした肌に注意が必要!
さて、実際に夏に脱毛を行う際には、どんな点に気をつけるべきでしょうか。
強い日差しが続くこの季節、うっかり日焼け止めを塗り忘れて肌が日焼けしてしまうこともあります。
しかし、肌が日焼けすると、脱毛時にやけどを負うリスクが高まることが知られています。
その理由は、脱毛機器はムダ毛のように黒い部分に反応して脱毛を行うためです。
日焼けによって肌が黒くなると、脱毛機器が肌に反応し、やけどを引き起こす可能性があるのです。
このため、夏の脱毛を行う際には、肌が日焼けしないように細心の注意を払う必要があります!
日焼けした肌は脱毛効果が低下する!
先に述べたように、日焼けによって肌が黒くなると、機器はムダ毛以外の肌にも反応しやすくなり、やけどのリスクが増加します。
そのため、脱毛サロンや医療クリニックでは、やけどのリスクを最小限に抑えるために、日焼けした肌に対しては照射のパワーを低下させて施術を行います。
照射のパワーが弱くなると、その結果、脱毛効果も低下します。
「一度の脱毛で最大限の効果を得たい」と思うのが自然ですが、サロンやクリニックは顧客の安全を最優先に考えています。
やけどのリスクを抑えるためにレーザー出力を下げるのは、やむを得ない措置なのかもしれません。
夏場に肌が日焼けしてしまうと、脱毛時のやけどリスクが高まるだけでなく、期待したほどの脱毛効果が得られない可能性があることを理解しておきましょう。
日焼けした肌は脱毛時の痛みが増加する!?
夏の脱毛において、日焼けした肌によるやけどのリスクやレーザーの出力不足に加えて、もう一つ注意すべき点があります。それは「レーザー照射時の痛み」です。
日焼けによって黒くなった肌は脱毛レーザーに反応しやすく、やけどのリスクが高まるとともに、この際に痛みが通常よりも強くなる可能性があります。
普段と異なる痛みの強さに「いつもより脱毛効果が高いのかも?」と思う方もいるかもしれませんが、この場合の痛みは日焼けによるもので、効果とは無関係です。
痛みが強い場合には、遠慮せずにスタッフに伝え、無理をしないようにしましょう。
日焼けした肌は脱毛後のトラブルが起きやすい
日焼けした肌は非常に敏感な状態にあります。
日焼けをすると肌の免疫力が低下し、通常であれば問題ない脱毛の照射でも肌にトラブルを引き起こす可能性があります。
毛嚢炎にかかりやすい
トラブルの一例として「毛嚢炎」が挙げられます。
毛嚢炎は、レーザーの熱によって毛穴のバリア機能に軽いダメージが加わった際に、毛穴に雑菌が侵入して炎症を起こすもので、見た目は小さなニキビのように見えます。
夏の脱毛で毛嚢炎が発生した場合、日焼けによって肌の機能が低下しているため、治りにくくなることがあります。
赤みやむくみにも留意
さらに、脱毛後に現れやすい肌の赤みや点状のむくみといった症状も同様です。
通常は翌日には収まることが多いですが、日焼けした肌に対する脱毛では回復が遅くなる傾向があります。
もし夏場に脱毛を行ってこうした症状が気になる場合は、すぐにサロンやクリニックに連絡し、診てもらうようにしましょう。
まとめ

日焼けした肌によるやけどのリスク、照射時の痛み、毛嚢炎や炎症の可能性…。
夏の脱毛は、他の季節に比べてさまざまなリスクが高まることを忘れないようにしましょう。
その上で、日焼け止めをいつも以上にこまめに塗り直し、日傘を使用するなど、自分自身の紫外線対策にしっかりと取り組むことが大切です。

